2015年4月13日月曜日

ドローイング展「星を縫う」終了しました。 




新潟市の北書店さんでのドローイング展「星を縫う」、無事終了しました。
会場まで足をお運びくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました◎



今回の展示は、これまでのカトレア草舎としての活動とは違ったドローイングの展示でした。「カトレア草舎」としてではない自分の絵を展示するのは大学卒業して以来、はじめてのこと。

雑貨や紅茶のパッケージとしての絵、というのがカトレア草舎という一つのテーマだったとしたら、それとは別のテーマで絵を描くことがずっとあったのですが、「星を縫う」もその一つです。

カトレア草舎で作りたいものは、自分のなかで焦がれる情景のようなものがあって、それに近づくように絵を描くというような感じ。
じつは理想にすこしでもとどかないことが毎回苦しくて、だからまた次を作りたい、と思うところがありました。


それに対して、「星を縫う」のドローイングは、描くことで、自分自身を整えるような感覚で、なんとなくはじめたこと。

出来上がる形自体に惹かれる所があって、描いては一人、わくわくしていました。これを他の人がみたらどう思うのかな、というのがずっとあったので、展示させていただく機会が持てたことに感謝しています。


正直、抽象的だし、地味だし、伝わりにくいものなのですが、、、


でも自分自身、ある種の絵を見てぴぴーんと感じることがあって、自分の絵ももしかしたらそんな風にだれかに感じてもらえたら、と。。。


会期中、わずかな時間でしたが会場にいて、いろいろな方とお話して、似たように感じている人が想像以上に多くてびっくりしました。普段の日常ではしない、自分の感覚とか、同じように人と話が通じたり。


描いているとき感じていた、日常ではうまく説明できない感覚のことを、 言葉以上に絵が伝えてくれることってあるんだなぁとうれしかったです。


もっと全然違う感覚の人の感想が多いかなと思ったのですが、おそらくそういう方とは話す機会がなかったのだとおもいます。



今回の展示会場では、ドローイングの他に、カトレア草舎として作っていたものも並んでいました。

雑貨をつくることと、また違った感覚の絵だからと、隔たりを感じて悩んでいた時期もありましたが、ここ数年、自分の中での隔たりは、すこしずつなくなっていったというのも、大きなことでした。



先日書いた記事のとおり、雑貨としてもものづくりも、いまこれまでとはすこし違った形へ向かっています。

でもどんなものを作るにしても、自分の中でごちゃごちゃ混乱したり、ということは、少なくなるんじゃないかなぁという安心感をもてるようになりました。


抽象的ないい方をしてしまって、まわりの方からみると何を言っているのか、何をしていくつもりなのかさっぱりわからないと思うので恐縮なのですが、それはこれから形にあらわして見ていただけるようにがんばります。

イメージを実際の形にあらわすのが一番大変なことです。

目でみて、触って、かんじてもらえるもので、伝えていけるようになりたいです。