以前、カトレア草舎としてパッケージさせていただいていたフランス紅茶ですが、産休後、仕入れの都合で卸しが難しくなり販売終了させていただいていました。
その後もありがたいことにお問い合わせをいただくことが多く、「tea & books」をテーマに、数量限定で、京都の本屋さん、恵文社一乗寺店のオリジナルのフランス紅茶として、11月21日から販売させていただくことになりました。
「tea & books」とは名前のとおり、「本と紅茶」というテーマでの提案です。
輸入元の
ENCHAN-THÉ JAPONさんのご協力のもと、わたしはパッケージデザインをさせていただきました。
この秋販売するのは4種類。
甘いスパイスの香り
「子猫のひげ」写真・左
ルイボスティーのブレンド
「日なたの散歩道」写真・右
静かな冬の時間のためのお茶
「クリスマスの前日に」写真・左
花と果実の紅茶
「森の月明かり」写真・右
各15g入り ¥620+tax
フレーバーティは、まるでティーブレンダーが作る一つの物語のようなもの。その香りに挿絵をつけるような感覚で、パッケージを作りました。
フランス生まれのさまざまな香りのフレーバーティーを、絵本を選ぶような感覚で、本といっしょに楽しんで頂ければと思います。
紅茶の販売にともなって、11月21日から12月25日まで、恵文社生活館の店内にて 「tea & books」フェアも開催されます。紅茶にまつわる本や雑貨、また今回販売する紅茶のブレンドイメージにあう本のセレクトもしていただきます。
期間:2015年11月21日~12月25日
会場:恵文社一乗寺店 生活館
住所:京都市左京区一乗寺払殿町10
http://www.keibunsha-store.com/
この秋販売のブレンドについてご紹介したいのですが、長くなりそうなので、今回は先にこちら「子猫のひげ」のブレンドについて。
スパイスが効いているけど、ふんわり甘い香りで、お菓子とも相性抜群のブレンドです。
カネル、カルダモン、ジャンジャンブルに、チョコレートと、隠し味のヨーグルト。
紅茶のフレーバーにヨーグルト?と驚かれる方も多いはず。飲んでみると、スパイスの香りの後から、絶妙な甘い香りでさわやかな後味を感じさせます。ぜひお試し下さい。
ブレンドの名前の由来ですが、ふんわり甘いかおりと、ちょっとスパイスの効いたこのブレンドを飲んで、なぜか子猫のイメージが浮かびました。
お昼寝している子猫のひげの、ふんわりやわらかな感じ。
子猫って、なんかお菓子のような甘ーいイメージがあるのです。
だけど甘いだけじゃない、ぴりりとしたスパイスも。
こちらはもともと、ティーブレンダーがベルギーの銘菓、スペキュロスをイメージして作ったオリジナルのブレンドなんです。
スペキュロスは、シナモンなどのスパイスの香りがしっかりついた固めの食感のクッキー、と表現すればいいでしょうか。
ちょうど3年前の今ぐらいの時期にベルギーへ行ったのですが、お菓子屋さんではクリスマスの装飾とともに、サン・ニコラ(サンタクロースのモデルになった聖人)をかたどったチョコレートやスペキュロスがどっさり飾られていました。
上の画像は、maryというチョコレート専門店の、チョコレートのサン・ニコラ。
残念なことに、いろいろなお菓子屋さんの写真を撮ったつもりが、昔ながらの木型でつくったようなスペキュロスは一枚も撮っていませんでした。
チョコレート屋さんの装飾の華やかさばっかりにカメラを向けていたようです。苦笑
スペキュロスは、チョコレート専門店より、パン屋さんとか、焼き菓子系のお店で販売されていたように思います。
古そうなスペキュロス用の木型を店内にたくさん飾っているところも多かったです。
スペキュロスのかわりに、11月のベルギーのチョコレート店のショーウィンドーをご紹介します。
それから…
Galeries Royales Saint-Hubert(ギャルリー・サンチュベール)という、ヨーロッパで一番古いアーケード。
1847年に造られたアールヌーヴォー建築で、ガラスの天井と、その石造りの建物はとてもうつくしかったです。
ここには老舗がたくさん軒を連ねていて、チョコレート屋さんも有名店がたくさんありました。
ここは創業1884年の本屋さん「トロピズム」。
もともとダンスホールだったそうで、壁面が鏡張りになっています。
このmaryというチョコレート屋さんは1919年の創業の、ベルギー王室御用達としては最も古いショコラティエで、たった二店舗しかないそうです。
日本未進出なのであまり知られていませんが、パッケージがものすごくかわいいです。
別のmaryの店舗。
ブリュッセルのチョコレート屋さんは老舗のような有名店でも、夜10時までやっているところが多く、夜の町歩きをしながらワッフルやチョコレートを食べたり買ったりできるのでびっくり。
そしてこの猫ちゃん!なんともいえずかわいい。。。
「子猫のひげ」 の紅茶といっしょにだれかにあげたかったなぁ。
ちなみに、わたしはそんなに猫好きではありません。笑
いま自宅の工事中で、夫の実家に居候させていただいているのですが、猫がいまして、基本的にお互い無関心をつらぬいています。
犬的思考のわたしには猫の行動がさっぱり理解できないので、基本的には猫に近寄らない、触らない、が私のモットーです。
それよりもわたしの飼い犬のみやびが、生活環境が変わってしまって、いろいろ頭を悩ませる状態になっているのですが、それはおいておいて…。
なんか、紅茶のイベントの話からだいぶそれてしまいました。
さいごに、ベルギーで一番好きだったところ。
ブリュッセルからすこし離れたところにあるブルージュという町。
ここもすごく美しいところでした。
ブリュッセルの都会的な景色にはない、童話の中のようなゆったりとした町並み。
石畳の街中をタクシーようにたくさんの馬車が走っています。
石畳を歩く馬の足音がとても印象的でした。けっこうスピードを出して走っていて、曲がり角で馬にひかれそうになりました。笑
水辺には白鳥がたくさんいました。
ここは、白鳥のいる街としても有名なんです。
新潟もたくさん白鳥がいますが、田んぼにいる白鳥とはなんかイメージ違いますね。笑
また行きたいところです。