摘み草染めの和紙は、新潟の楮(こうぞ)という紙の原料の植物を、その季節ごとに山で採取できる植物で染めてつくられています。
つくっているのは、新潟県長岡市の山間にある紙漉の工房。
昔ながらの棚田と、延々と山がみえるところで、民家はほとんどないようなところです。
栃尾とよばれるこの地域は、新潟県内でも雪の多い地域で、冬は建物の一階部分はすべて雪に埋もれてしまう程。
豪雪地の春は遅いです。
雪解けの5月から、すこしずつ植物が芽吹き始めるので、しっかり染めにつかえる植物が育つのを待っていると、完成が6月になってしまいました。
左から、
ヤナギ×鉄媒染
ヤナギ×灰媒染
よもぎ×鉄媒染
写真ではわかりにくいですが、ヤナギ×鉄媒染は、緑の入ったグレー。
ヤナギ×灰媒染は、グレーとピンクと紫の間のような色。
よもぎ×鉄媒染は、淡いグレーに、黄緑がすこし入ったような色。
一見、秋に制作したクロモジやオニグルミと色が同じようですが、実際くらべると違います。
なにより、箱を開けた時の、おそらくヨモギの香りでしょうか、青い香りに春を感じました。
ハガキと二つ折りカード、それぞれ完成しました。
こちらの和紙をつかって、オーダーメイドのハガキの制作を承ります。
お子さんの絵をこちらにお送りいただきましたら、活版印刷にて印刷いたします。
大切な方へのお便りなどいかがでしょうか。
先日完成したonline shopより、簡単にオーダーしていただくことができます。
online shop こちらのページから
30枚ですと、一枚あたり430円+tax、
50枚ですと、一枚あたり350円+tax
の計算になります。
また30枚ハガキをつくって、同じ絵であれば追加1箱250円+taxで、箱もおつくりします。
逆に、箱を30個作って、追加で手漉き和紙のハガキを一枚230円+taxでつくることもできます。
わたしもいま2歳になる息子がいますが、子どもの絵のハガキと箱、あると家族や親しい人への贈り物などに重宝しています。
自分の出産のときには間に合わなかったけど、出生時の足がたをつかった内祝いの箱、記念にもいいとおもいます。
生まれた日付をいれたハガキ、なかなか使うのもったいなくて大切にとってありますが、部屋にかざって息子もたまにみています。
足がたも使えますので、お気軽にご相談ください!