7月29日に新潟市北区のビュー福島潟で開催していた「福島潟のいきものスケッチ展」のワークショップのご報告です。
『夏休み自由研究 フィールドワーク&手作り版画体験ワークショップ』ということで、午前中は福島潟をレンジャーさんと一緒にあれこれ見てまわるフィールドワーク、午後は手作り版画を体験していただきました。
まずは、レンジャーさんのお話を聞きながら 、みんなで福島潟の植物やいきものをいろいろ見てまわります。
ちいさくてかわいいガガブタのお花も!福島潟のいきもの手ぬぐいにも登場します。
これはコウホネの花。
福島潟の冬といえばオオヒシクイ。オオヒシクイの名前の由来であるヒシです。オオヒシクイはヒシを食べるので、オオヒシクイと呼ばれています。
ヒシの実をつかった料理は、ビュー福島潟のカフェでたまに食べることができます。
冬、オオヒシクイの貴重な食料であるヒシの根っこは、そのままかじると葉が黒くなるそうです。副館長の松木さんは、以前、生の根っこをかじって食べたという話をききました。笑 もちろん人にはおすすめできない話なのですが、どうやら植物の研究をしている人は、いろいろ、普通は食べないような変なものを食べるそうです。
ちいさな葉っぱ。私の手の3分の1くらい。これ、じつはトゲトゲ巨大なオニバスの幼葉なのだそうです。 間違っていたらすみません!
四葉のクローバーのようなのは、デンジソウ。とてもかわいいです。これもてぬぐいに登場します。
今度は木を観察中。
鳥の巣が。雑な作りの巣です。
カマキリも。
虫こぶができた葉っぱ。
桑の葉。
普段ぜったいやらないですけど、わたしも抜け殻のブローチつけてみました。
トンボがなぜかはなれない。
トンボもじっくり観察させていただきました。虫はさわると羽とかとれそうでこわい!
またしても、なぜかバッタがはなれない。
ぱっと見て、いきなり四葉のクローバーを見つけた方も!デンジソウではありません。
版画の材料に、いろいろおすそ分けもらいました。
ビュー福島潟の工作室にもどって、みんなで休憩タイム。3階のカフェから飲み物の配達が。そして、ねっとわーく福島潟の方が、家でつくっているおおきなスイカを差し入れしてくださいました。すごく甘かったです。 お菓子もいろいろあって、幸せな時間でした。
ブロッキング方式で、採取してきた葉っぱをコラージュします。 実演中。
恐竜みたいにも見えるといわれました。
ストッキングに木工ボンドで絵を描くパターンもやりました。
福島潟のいきものの形を、みんないろいろにして作っていました。
夏のいい思い出になりました。ありがとうございました。
おまけ。
この日、福島潟でキャンプしていたドイツ人のマーティンさん。
福島潟のスタッフの山下さんは、語学が堪能なのでいろいろ話をしていました。
自転車で世界を旅していて、北海道、東京とまわってきたそうです。
福島潟にやってくる鳥たちも、南はインドのほうや北はロシア、いろんなところからやってきます。
旅をしながら生きるいきもの。
じっと根っこを張ってうごかないいきもの。
じっくり見つめると、心うごかされることがたくさんあります。