2015年8月23日日曜日

秋の展示と新作のこと

今年の秋は、二つのイベントを予定しています。


一つ目は、新潟市で行われる朗文堂さん主催の活版印刷のイベント。
二つ目は、京都の恵文社一乗寺店さんのオリジナル紅茶の販売開始フェアです。


まず一つ目の、活版印刷のイベントのこと。

東京の朗文堂さんは、タイポグラフィー関連書の出版社でありながら、世界的にもめずらしい活版印刷機の製造販売もされています。わたしも活版印刷機導入にあたって、いろいろとお世話になっています。

そんな朗文堂さんが年に一度地方で出張開催される活版印刷のイベントが、今年は新潟市で開催されます。
まだ活版印刷の、ひよっこもひよっこの私ですが、新潟の会員として出展させていただくことになりました。
会場では、さまざまな活版印刷物が展示されますので、そちらは見応えたっぷりだとおもいます。イベントの詳細は、また朗文堂さんから決まり次第、お知らせいたします。



Viva la 活版 Let’s 豪農の館

2015年10月10日[土]-12日[月・祝] 09:00-17:00
会場:「北方文化博物館 豪農の館」 内 「吉ヶ平古民家」(登録有形文化財)
新潟市江南区沢海 2丁目15-25
主催:朗文堂  アダナ・プレス倶楽部

イベントの詳細はこちら




いまつくっている新作の活版刷りのものを出展させていただきます。

印刷はこれからなので、これは製版前のイラスト下絵です。
あと欧文活字で文字を印刷します。



バースデーカードなど、日常で使えそうな、でも絵があんまりかわいくない二つ折りカードになる予定です。笑


















こちらは、京都に新しくできる本屋さん、誠光社さんと一緒につくっている活版印刷×手漉き和紙のポストカードの下絵。

こちらも欧文活字によるテキストが添えられます。

どんなものになるかは、まだくわしくはお伝えできないのですが、こちらも展示会に出展予定です。







印刷につかわせて頂く紙は、新潟県栃尾の、山間で紙漉をされている方の手漉き和紙です。新潟産の楮をつかって一枚ずつ漉いた和紙。この色は、タニウツギやクルミなど、採取した植物で染められています。


昔ながらの製法でつくられる和紙はとても美しいのに、コスト面や、現代の印刷機ではなかなか印刷しづらいもの。

でもこの和紙の美しさにひかれて、この紙をつかって印刷物をつくりたくて、じつは版画をはじめました。sketch&noteとして活動をはじめるきっかけになったようなものです。


ずっと準備していた手刷り×手漉き和紙、ようやくスタートします◎


ご縁があって今年、新たに出会った福島潟(新潟市)のヨシ和紙をつかったポストカードも、これから試作に入ります。
楮の和紙と違って、凹凸の多い葦の和紙は、活版で大丈夫なのか、シルクスクリーンがいいのか、、、、

制作が間に合うか、ひやひやしています。








そして二つ目の、恵文社さんのイベントのこと。



「tea&books 恵文社のフランス紅茶」店内フェア


仕入れなどの都合により、販売終了したカトレア草舎の紅茶ですが、「tea&books」をテーマに、数量限定で、京都の本屋さん、恵文社一乗寺店のオリジナルのフランス紅茶として、販売させていただくことになりました。

輸入元のアンシャンテジャポンさんのご協力のもと、わたしはパッケージデザイン&印刷をさせていただきます。
フレーバーティは、まるでティーブレンダーが作る一つの物語のようなもの。その香りに挿絵をつけるような感覚で、パッケージを作ります。
本屋さんで絵本を選ぶように、紅茶を選んでいただければとおもいます。


そして今回の販売にあわせて、店内では「tea&books」をテーマに、恵文社さんに本と雑貨をセレクトして頂くことも計画中です。
フランス生まれのさまざまな香りのフレーバーティーを、絵本を選ぶような感覚で、本といっしょに楽しんで頂ければと思います。

この秋はぜひ、本と紅茶を、お楽しみ下さい。



期間:2015年11月21日~12月25日
会場:恵文社一乗寺店 生活館
住所:京都市左京区一乗寺払殿町10
http://www.keibunsha-store.com


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またいずれのイベントも詳細をお知らせします。