2014年10月20日月曜日

ワークルーム in テラ市 『手刷りの版画便箋をつくる』



今週末10/25、26に開催される「テラ市」でのワークルームの詳細をお知らせします。



今回のシルクスクリーン印刷では、マスキングテープをつかって絵柄をつくり、製版します。
むずかしそうと思われるかもしれませんが、すごく簡単な仕組み。
マスキングテープをつかった切り絵をつくるだけでいいので、お子さんでも大丈夫です◎







まずは、マスキングテープをちぎったり、はさみで切ったりして絵をつくります。
手で描く絵のようにはうまくいきませんが、いっそテープをびりびりちぎって、へんてこな形をわざと組み合わせたりして、自由に作ってみてください。

ちなみに上の絵はなんとなくヤギかな…?という生き物と、ちょうちょ、のつもりです。。。







そして次に乳剤を塗ります。
ヤギの目は、あとから乳剤で直接かきました。

それからテープをはがしたら、印刷の版が完成です。







あとはインクをのせてローラーで、またはスキージーで印刷します。
今回のワークルームでは、画像のクラフトの紙に白いインクで印刷します。
A4サイズの便箋10枚、またはハガキにも印刷できます。



これでつくったいただいた版は、水で洗えるので自宅に持ち帰っていただいて、繰り返し印刷できます。
版画用の道具がなくても、食器洗いのスポンジと水性のハンコのインクがあれば、印刷できます。
布用のスタンプインクをつかえば布にも印刷できます。

自分のお気に入りの絵をつくって、いろいろ使ってください◎

詳しくはワークルームでご説明します。




線で描いた絵を、という方はガリ版(謄写版)印刷がおすすめです。

当日は予約制ではありませんが、材料に限りがありますのでご了承ください。
お待ちしております◎






ワークルーム in テラ市 
『手刷りの版画便箋をつくる』 


なつかしい印刷機のガリ版(謄写版)や、シルクスクリーン印刷で版画便箋をつくります。鉄筆という筆記用具で描く線を印刷するガリ版(謄写版)、マスキングテープなどをちぎったり、はさみで切った切り絵を版画にするシルクスクリーン印刷のどちらかをお選びいただけます。
手刷り印刷ならではの、あたたかみのある自分だけの便箋をつくって、だれかにお手紙書きませんか? 



◎ガリ版印刷 ¥1500
◎シルクスクリーン印刷 ¥2300 

どちらもクラフト紙の便箋10枚お作り頂けます。¥200追加でトレーシング封筒3枚にも印刷していただけます。 
シルクスクリーン印刷の方は作った版を自宅に持ち帰って繰り返し印刷することができます。 ちいさなお子様もご参加いただけます。



第6回テラ市

2014年10月25日(土)、26日(日)

10:00-16:00
会場:円福寺
新潟県新発田市下中ノ目721
0254-22-6991
http://teraichi.exblog.jp





2014年10月10日金曜日

本屋の窓からのぞいた{京都}



京都の本屋さん、恵文社一乗寺店の京都案内本『本屋の窓からのぞいた{京都}』の増補新版に、「ふだんのおいしいもの」としてカトレア草舎の紅茶をご紹介いただいています。








わたしがカトレア草舎としてパッケージをつくっているフランス紅茶のシリーズ。恵文社一乗寺店さんで長年販売していただいています。

産後、カトレア草舎の商品の卸しはなかなかできないでいるのですが、この度こちらの本に商品を掲載していただけることになりました。


紅茶は恵文社さんのオンラインショップでも掲載していただいています。
商品ページはこちらです。





以下恵文社一乗寺店さんのホームページより転載




「新版 本屋の窓からのぞいた京都」



このたび我が恵文社一乗寺店の執筆という形で本が一冊刊行されました。タイトルは「本屋の窓からのぞいた京都」。左京区は一乗寺という立地のなかで 日々営業を続けるスタッフの目から見た、人やお店やおいしいもの、そして町の匂い。京都といってもただ単にごく一部のエリアを中心に暮らしているだけの 我々ですが、そんななかにも見えてくる風景があります。それらをひとつひとつ吟味して「ぜひこれは誰かに知ってもらいたい」と思う52の事柄を選びコラム とともに書き下ろしました。
京都全体をとらえた大きなガイドブックでもありませんし、なにかすぐに役立つ情報にあふれているわけでもありま せん。でも、町はずれの一本屋の窓からみえる景色を心のおもむくままに丹念にひろってみました。同時に、本書では、当店とかかわりの深い人や場所なども数 多くご紹介し、当店のこれまでの歩みもささやかながら語らせてもらっている内容ともなっています。
京都という町と当店という一書店、もしこ の両方に興味がおありでしたら是非お手にとってみて下さい。これまでとは一味違う京都の風景をお楽しみいただけるのでは...と自負しております。この本 を手がかりにして、皆様が一人でも多くいろんな京都の形を発見し、また当店のことを少しでも知っていただければ嬉しい限りです。どうぞご覧下さい。





恵文社一乗寺店さんの販売ページはこちら





 読んでいるとホームシックで京都に帰りたくなってしまう危険な本です…

これから秋の京都は観光シーズンで混み合いますが、やっぱり紅葉のこの時期は景色のなかに心地よさがあります。

カトレア草舎の紅茶とあわせて、どうぞよろしくおねがいします。


『一箱古本市 with 沼垂テラス』のご報告。


10月5日(日)に開催された「一箱古本市 in 沼垂テラス2014」無事終了しました。
翌日は台風で大荒れの天気でしたが、この日はすこし雨がぱらつきながらも、なんとかぎりぎりお天気がもってくれました。


今回の古本市は、新潟市の沼垂テラスというイベントと一緒に開催されました。沼垂で昔からにぎわってきた古い青果市場が開かれていた通りがあるのですが、高齢化にともない、ほとんどの店舗は空き店舗になっていました。

そんなエリアがいま新しく利用されるようになり、カフェや作家の工房兼お店などとしてリニューアルしつつあります。

来年の春にはほとんどの店舗がオープンする予定なのだとか。







まだ工事がはじまる前のぼろぼろの状態という、貴重な場所をつかって開催された今回のイベント。
わたしは古本市ではなく、沼垂テラスに参加させていただきました。




わたしが使わせていただいた区画は、60年以上この場所で野菜を売っていたというおばあちゃんのお店で、今年の春、引退されたそうです。

搬入の日、シャッターをあげて中に入ると、壁に店主であるおばあちゃんが残した感謝の言葉とカレンダーが。

新潟に移り住んでまだ4年ほどですが、わたしもお店をやっていたとき、毎日この通りを自転車で通っていたのですが、寒い真冬でも半野外の店先で野菜を売るおばあちゃんたちを見て、今日一日自分もしっかり働かなくっちゃなぁとおもっていました。

この区画の店主のおばあちゃんは、店先にこたつを出して、そこに座って野菜を売っていたのですが、寒い新潟ならではの知恵だなと感心していました。

わたしのやっていたお店も室内なのに冬はとにかく寒くて、ほんとうにつらかったので、自分もこたつ欲しいと思ってちらちら見ていたのです。

まさかあのおばあちゃんの場所を自分が使わせてもらうことになるなんて、言葉にならない思いをかみしめながら、思い入れのある場所に、なんだか申し訳ないような気持ちで搬入させていただきました。





今回のワークルームは、こちらで用意したシルクスクリーンの版をつかってシルクスクリーン印刷体験をしていただくというものと、ガリ版(謄写版)をつかって自分の描いた絵をポストカードなどに印刷するというものの二種類でした。



これはガリ版印刷です。昔ながらのロウ原紙ではなく、やすりなしで製版できる原紙。
 ガリ切りがしやすいので、お子さんにはおすすめしています。




こちらの女の子は昔ながらのロウ原紙をつかって印刷しました。
力をいれて線をひいたのでしっかり印刷されていました。

いつもバタバタしていて撮影忘れるのですが、 お子さんのシンプルな絵はガリ版で印刷するとすこしかすれたりして、ほんとうに味が出て素敵な仕上がりになります。

出来上がったポストカードで誰かにメッセージを送ったらきっと喜ばれるとおもいます。いつか自分の子どもにもつくってもらいたいものです。









そしてこちらはシルクスクリーン印刷体験。
こちらでつくった絵柄から選んでもらってポストカードに印刷してもらいました。






これもお子さんが刷ったもの。
紙とインクによってぜんぜん違った印象になるのでおもしろいです。
また、ローラーですこしぼかしたりすることに挑戦する方もいらっしゃいました。





ジブリの映画でガリ版を知って気になっていたという方もいらっしゃいました。コクリコ坂で見たという方、けっこう多いです。

ロウ原紙でガリ切りに挑戦されていました。はじめてだと力の入れ方が難しくて失敗することも多いですが、このかたはすごく上手でした。
鉄筆のいろんな種類も試されています。







そしてこちらはシルクスクリーン製版体験。以前すこしお話した有機溶剤をつかわないブロッキング法のアレンジで、マスキングテープやガムテープを切り絵のようにして製版します。

二名の方にやってもらいました。





黄色い乳剤を塗ってからテープをはがして完成です。テープでマスキングされていた部分にインクが乗って印刷されます。




こっちは消しゴムはんこの長島さんの。





この日は時間がなくて印刷できなかったので、後日写真で送って下さいました。
ハンコのスタンプ台のインクをスポンジでのせるやり方をためしてもらいました。
これなら自宅でも簡単に印刷できます。

使ったあとも水洗いして繰り返し使えます。
布用のハンコインクを使えば、布にも印刷できます。
つくった絵柄をいろいろ活用できるのでこちらは本当におすすめです。


シルクスクリーン製版「切り絵を使ったブロッキング法」。
お子様からどなたでも簡単につくれます。

今月末、10/25、26に開催される「テラ市」でこちらのワークルーム開催します。



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ワークルーム in テラ市
『手刷りの版画便箋をつくる』


なつかしい印刷機のガリ版(謄写版)や、シルクスクリーン印刷で版画便箋をつくります。鉄筆という筆記用具で描く線を印刷するガリ版(謄写版)、マスキングテープなどをちぎったり、はさみで切った切り絵を版画にするシルクスクリーン印刷のどちらかをお選びいただけます。
手刷り印刷ならではの、あたたかみのある自分だけの便箋をつくって、だれかにお手紙書きませんか?



◎ガリ版印刷 ¥1500
◎シルクスクリーン印刷 ¥2300

どちらもクラフト紙の便箋10枚お作り頂けます。¥200追加でトレーシング封筒3枚にも印刷していただけます。
シルクスクリーン印刷の方は作った版を自宅に持ち帰って繰り返し印刷することができます。 ちいさなお子様もご参加いただけます。




第6回テラ市

2014年10月25日(土)、26日(日)

10:00-16:00
会場:円福寺
新潟県新発田市下中ノ目721
0254-22-6991
http://teraichi.exblog.jp





おまけ。
市場通りの道路いっぱいに描かれた子どもの絵。






撤収のとき。







イベント中、全然写真とりに回れなくて残念でした。
当日の様子は 「一箱古本市 in 沼垂テラス2014」のホームページで見れます。


これからどんどん新しいお店に生まれ変わるこの通り。
楽しみだけど、古い景色も愛おしいです。