2014年12月7日日曜日

ワークルーム『謄写版(ガリ版)で年賀状をつくる』を開催します。






12月20日(土)に、新潟県三条市の古書 真昼造船にて、版画ワークルームを開催します。
今回の版画ワークルームは年末ということで、古い印刷機、謄写版(ガリ版)を使って年賀状を作ります。








謄写版(ガリ版)は、ボールペンで書くような感覚で印刷の版が作れる、とてもシンプルな仕組みの印刷方法です。
コピー機やワープロがない時代、つかわれた印刷方法で、原紙というロウのついた和紙に鉄筆という筆記具で文字や絵を書き、インクをつけて印刷します。昭和のおわりごろまで小学校の学級新聞の印刷などでよく使われていました。
原紙は、やすりを使うタイプのものと、使わないものの二種類ご用意します。


はがきは10枚、こちらで用意した紙から選んでいただけます。持ち込みの紙でもかまいません。年賀はがきに印刷される場合はご持参ください。枚数を増やす場合は+10枚で¥500となります。
多色刷りもご相談ください。




◎下絵をあらかじめご用意される方へ


下絵をきめて来て頂くと早く印刷できます。
線がかすれやすく、単純でシンプルな線の絵や文字におすすめです。
そのかすれた感じが独特のおもしろさになりますので、多少かすれても見えやすい大きな絵や文字がおすすめです。

はじめての方は、塗りつぶし(べた塗り)が多い絵や、細かい小さな絵や文字の製版は難しいので、文字ですと、1cm以上の大きさで書いてください。




◎sketch-note|素描と版画 について

謄写版やシルクスクリーンなどの版画をつかったものづくりのワークルーム(作業室)です。
活動の詳細はホームページ(www.sketch-note.net)をご覧ください。






sketch-note|素描と版画 ワークルーム
『謄写版(ガリ版)で年賀状をつくる』


日程:2014年12月20日(土)14時〜
料金:1500円
定員:5名程度
予約:古書真昼造船の電話かメール


会場:古書 真昼造船
住所:新潟県三条市神明町8-36
電話:0256-35-6553
メール:za54872@kf7.so-net.ne.jp

カトレア草舎のブログと統一しました。



新潟はまた雪の季節がはじまりました。
夜の窓の外。





目を凝らすと、ぼんやり木と家の影。
たくさん雪の積もる夜って、独特の気配がありますね。

翌朝ひざあたりまで一気に積もってびっくりしました。



さて、これまでカトレア草舎の活動のお知らせや、日々のことをつづってきたこちらのブログですが、2014年夏よりスタートした版画のワークルーム、sketch-noteの告知ブログと統合することに致しました。


カトレア草舎にまつわるお知らせも、今後はsketch-noteの活動とあわせて、こちらのブログで見て頂けたら幸いです。


なお、sketch-noteのホームページは松尾和夏のwebアトリエとして、これからカトレア草舎のこれまでの活動や商品についても一緒に紹介していけたらと思っています。

産後、ずっとお休みをいただいているwebショップについても、すこしずつ再開の準備をしていきます。


これからも、どうぞよろしくお願いいたします◎



2014年11月3日月曜日

ワークルーム in テラ市 その2



引き続き、テラ市でのワークルームの様子です。
ながくなってしまったのでふたつにわけました。










絵と一緒に名前をいれるのもすごくかわいいです。
布用のインクを使えば布にも刷れるので、名前の入った自分の名札にもできそうだなぁとおもいます。






今回は4〜6歳のお子さんがすごく多かったです。
お子さんが一人でもくもくと絵を作るパターン、すこしお母さんが手伝うパターン、お母さんやお父さんが子どもさんのリクエストに答えて絵をつくるパターン、いろいろありました。




もちろん大人の方も。写真ではみづらいですが、すごく器用に顔が切り抜かれていてびっくり。




飼い猫さんのむずかしい模様を表現したそうです。




おとなりで出店されていた会津のつきとおひさまさんも。
モザイクふうの切り絵がすごくかわいい!

この重なった感じは製版するとなくなるので、刷る時多色のインクでぼかしながら重ねると雰囲気がでそうだなぁとおもいました。
時間がなくて刷れなかったので、刷り上がりが見れなくて気がかりでした…。




ガオーのライオンさん。顔は手描きで。こちらのお子さんもモザイクふうにちぎり絵でつくられていました。




ガリ版印刷では線画がつくれます。





できた版は自宅でも身近な材料で印刷できるやり方をお伝えするようにしています。
孔版画もけっこういろいろ代用しながら印刷できるので、もっと普及したらいいなぁとおもいます。






ばたばたして写真撮れずじまいだった方も何名かいらっしゃるのですが、毎回、ワークルームの様子は記録に残せたらなぁとおもっています。

仕事としてはもちろんですが、自分の中でもあとで振り返ってみれるのがなによりうれしいからです。


二日目は途中で思いついたのですが、みなさんがつくった版画を、一枚ずつ記念にわたしもいただきました。(ありがとうございます)
失敗したものでもいいので、もし可能ならばわたしにも手元にのこさせてもらえたら、わたしの宝物にさせていただきます。


わたしもなにより自分でものをつくるのが楽しい人です。
胸をはって先生といえるほどの技術はないのですが、これからも知っている知識で精一杯お手伝いさせていただきます◎


ほんとうにご参加くださったみなさまありがとうございました。



今回つくった便箋やポストカードで、だれかにお便りされることを想像して、わたしもにんまりしています。

ワークルーム in テラ市 その1







10/25(土)、26(日)に開催された「テラ市」でのワークルーム、ご参加くださったみなさまありがとうございました。 テラ市は、その名のとおり、新潟県新発田市の円福寺という大きなお寺で開催されたマーケット。新潟内外の作家やお店の方が集まって、古道具やお洋服、雑貨、食べ物などがたくさん並びました。



















三条市の古書真昼造船さん。以前わたしが作らせていただいた「船」をイメージしてつくった蔵書印が帯にスタンプされていました。









それからこちらも同じく三条市の紙ものやさん、setiaさんのショップカード。
ガリ版で印刷されているそうです。ところどころかすれた手描きの文字のゆるさがすごくぴったりで一目惚れしました。






sketch-noteのワークルームも、お寺の中で開催させていただきました。

当日は予約制ではなかったため、時間帯によっては混み合ってばたばたとしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。イベントでの出店の場合は、ふらりと来られた方が、気軽に楽しんでいただけるように予約制にしなかったのですが、混む時間は集中してしまうことがあって、そういうことをもうすこし考えないといけないかなぁと考えるようになりました。


今回のワークルームの内容は 『手刷りの版画便箋をつくる』
ガリ版の他に、気軽にシルクスクリーン製版ができるよう、マスキングテープで切り絵をつくる方法を考えたのですが、たくさんのちいさいお子さんが参加してくださいました。










テープを手でちぎって、好きな動物をつくったり。










シルクスクリーンの印刷の体験だけというのもできます。
好きな絵を選んでもらって紙に刷る。

ローラーやスキージーをはじめて使う小さいお子さんにはむずかしそう、と思われるかもしれませんがけっこう簡単に刷れるんです。

インクや紙、刷る位置によっていろいろなものができあがります。
自分で印刷したハガキにわくわく、うれしそうに持って帰ってもらえると、こちらがほんとうにうれしいです。






ドライヤーで版を乾燥させているところ。




出来上がった便箋と版。
版は自宅でも繰り返し使えるのでいっぱい使ってもらえたらなぁとおもいます。










これも印刷体験のコトリさん。






お母さん力作のトラさん。マスキングテープの切り絵が… 




こんなふうに。顔はあとで手描きでいろんな顔にするそうです。



長くなったので続きは

2014年10月20日月曜日

ワークルーム in テラ市 『手刷りの版画便箋をつくる』



今週末10/25、26に開催される「テラ市」でのワークルームの詳細をお知らせします。



今回のシルクスクリーン印刷では、マスキングテープをつかって絵柄をつくり、製版します。
むずかしそうと思われるかもしれませんが、すごく簡単な仕組み。
マスキングテープをつかった切り絵をつくるだけでいいので、お子さんでも大丈夫です◎







まずは、マスキングテープをちぎったり、はさみで切ったりして絵をつくります。
手で描く絵のようにはうまくいきませんが、いっそテープをびりびりちぎって、へんてこな形をわざと組み合わせたりして、自由に作ってみてください。

ちなみに上の絵はなんとなくヤギかな…?という生き物と、ちょうちょ、のつもりです。。。







そして次に乳剤を塗ります。
ヤギの目は、あとから乳剤で直接かきました。

それからテープをはがしたら、印刷の版が完成です。







あとはインクをのせてローラーで、またはスキージーで印刷します。
今回のワークルームでは、画像のクラフトの紙に白いインクで印刷します。
A4サイズの便箋10枚、またはハガキにも印刷できます。



これでつくったいただいた版は、水で洗えるので自宅に持ち帰っていただいて、繰り返し印刷できます。
版画用の道具がなくても、食器洗いのスポンジと水性のハンコのインクがあれば、印刷できます。
布用のスタンプインクをつかえば布にも印刷できます。

自分のお気に入りの絵をつくって、いろいろ使ってください◎

詳しくはワークルームでご説明します。




線で描いた絵を、という方はガリ版(謄写版)印刷がおすすめです。

当日は予約制ではありませんが、材料に限りがありますのでご了承ください。
お待ちしております◎






ワークルーム in テラ市 
『手刷りの版画便箋をつくる』 


なつかしい印刷機のガリ版(謄写版)や、シルクスクリーン印刷で版画便箋をつくります。鉄筆という筆記用具で描く線を印刷するガリ版(謄写版)、マスキングテープなどをちぎったり、はさみで切った切り絵を版画にするシルクスクリーン印刷のどちらかをお選びいただけます。
手刷り印刷ならではの、あたたかみのある自分だけの便箋をつくって、だれかにお手紙書きませんか? 



◎ガリ版印刷 ¥1500
◎シルクスクリーン印刷 ¥2300 

どちらもクラフト紙の便箋10枚お作り頂けます。¥200追加でトレーシング封筒3枚にも印刷していただけます。 
シルクスクリーン印刷の方は作った版を自宅に持ち帰って繰り返し印刷することができます。 ちいさなお子様もご参加いただけます。



第6回テラ市

2014年10月25日(土)、26日(日)

10:00-16:00
会場:円福寺
新潟県新発田市下中ノ目721
0254-22-6991
http://teraichi.exblog.jp