2015年2月18日水曜日

カトレア草舎の、紅茶の販売終了とリニューアルのお知らせ




大変勝手ながら、この冬でカトレア草舎の紅茶の販売は終了させていただくことを決定させていただきました。


理由は、現在、育児中で以前のような制作時間がとれない中、今後は版画での制作にじっくりと取り組むことを考えており、これまでの仕事については、なにか減らさなくてはいけなくなったためです。


紅茶も、わたしにとってはとてもとても大切なものですが、紅茶のパッケージについても、ひとつひとつ、手作業でつくっているため卸しでの対応を一人で続けていくのは難しく、また食品である紅茶の管理など、いろいろ悩んだ末での決断でした。




そして大変ありがたいことに、カトレア草舎の「フレーバーティを絵と物語で選んでもらう紅茶」のコンセプトを、京都の恵文社一乗寺店さんのオリジナルフランス紅茶としてリニューアルし、販売を継続して頂けることとなりました。
これから準備していくのですが、わたしは版画でパッケージをつくるというかたちで関わらせていただく予定です。

恵文社さんから発売される紅茶については、今年の秋からの販売開始を予定しており、同時に恵文社さんの店内にてミニフェアも展開していただく予定です。



じつをいうと、紅茶の輸入元とわたしが出会ったのは、学生時代、恵文社でスタッフだったとき一緒に仕事をさせて頂いたのがきっかけでした。めぐりめぐって、いろんなご縁があって、また新しい形につながっていくことを、本当に感謝しています。




紅茶があったおかげで、ただ絵を描くだけでは出会えなかったいろいろな人やことにも出会えました。
いまは育児と仕事に悩みつつ、でも本当にいろいろなことが関わりながら、いい形での仕事、制作がすこしずつ見えてきたような気がしています。
版画での仕事の形は、いまイメージが固まってきたので、今年からそれを現実にしていく準備をしていこうと思っています。
そちらについても、枠組みができてきましたら、あらためてお知らせさせてください。

















紅茶のブレンドごとに、タグの絵と物語が違うフランス紅茶。
このパッケージはもうこれで最後だと思うと、やっぱりすごくさみしいです。




こちらのパッケージでの販売は、現在の在庫限りになります。
現時点で確認させていただいた在庫のあるお取り扱い店は以下のとおりです。


THE STABLES(青森)
mother duck(福島)
恵文社一乗寺店(京都)オンラインショップはこちら



また、4月に新潟の北書店さんで個展を開催するので、そのときに紅茶も4種類、すこしづつの数ですが、残してある分がありますので最後になりますが、販売させていただく予定です。



いろいろ悩んで、なかなか決められず、告知をすることがとても遅くなってしまって申し訳ありません。


今後についても、いましばらく、どうかあたたかく見守っていただければと思います。
よろしくお願い致します。





2015年2月5日木曜日

年末年始のこと



寒中お見舞い申し上げます。
今年は喪中だったので、年賀状のかわりに寒中見舞いをつくりました。

悩みましたが、仕事関係の方でも、家族つながりでお世話になっていたりするので、家族の一年のご報告も兼ねて、親戚や親しい友人、夫のまわりの人、みんな同じ絵柄にしました。


写真を使おうかとかも悩みましたが、やっぱり版画で刷りたかったので、シルクスクリーンで、マスキングテープでブロッキングした形を人に見立てて、手の先にあるMとJは、我が家の愛犬と子どものイニシャルです。


(印刷するとき全然枚数が足りてなくて、また刷らないといけないのですが、立春に…)






年末年始のこと。

昨年の年末から年始にかけて、京都に帰っていたのですが60年ぶりに記録更新の大雪で、京都市内が雪で止まっていました。






写真は修学院のおばあちゃんの家。
京都市内でも雪が降ると積もりやすい場所とはいえ、ここまで積もるのははじめて。


新潟から雪もって帰って来たなぁと家族に笑われました。






実家にて。
母が、壁にできた経年のシミを緑色の絵の具でなぞって、絵にしていました。
題名は『ノルウェーの森』だそうです。
わかりにくいですが、壁のシミを森のシルエットに見立てて壁画にしてました。


実家は、いま母の自由な実験スペースです。。。




謄写版ワークルーム 古書 真昼造船


すっかりご報告が遅くなってしまいましたが、12月20日(土)に開催した、版画ワークルーム『謄写版(ガリ版)で年賀状をつくる』(新潟県三条市古書 真昼造船)の様子をお知らせいたします。











以前から謄写版のワークルームに興味を持って下さっていた古書 真昼造船さんで、開催させていただいた今回のワークルーム。
わたしのほうがもたもたしてしまったせいで、告知が遅れてしまったのですが、無事開催できました。

内容は年末だったので、謄写版(ガリ版)で年賀状をつくりました。

真昼造船主催の「本なお茶会」参加経験者の方にはわかってもらえるとおもうのですが、ワークルーム開催中も、店主 市嶋さんのゆるくて、でも、的確なつっこみトークでずっと楽しませていただきました。



そして出来上がったのがこちら。






一番下のものは真昼造船の市嶋さん作。


謄写版はガリ切りがけっこう難しいので、印刷してみないと刷り上がりがわからないのですが、これがけっこう楽しいです。


謄写版は、昔の印刷機なので、印刷の仕組みはもちろん、いろいろなエピソードは現代のいろいろなところに影響をあたえているので、そういう視点で印刷を体験していただくのもいいかなぁとおもいます。



今回は市嶋さんのトークのおかげで、ほんとうにいつも以上に話が盛り上がったような気がします。また開催させていただく予定ですので、ぜひよろしくおねがいいたします。